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マニュアル作成の相場はいくら?外注の内容ごとの費用相場まとめ

マニュアル作成の相場はいくら?外注の内容ごとの費用相場まとめ

企業が日々の業務を正確かつ効率的に進めたり、新入社員を教育していく上で欠かせないマニュアル。
また、自社の製品やサービスの取り扱いに関するマニュアルを作りたいと考えている企業も多いかと思いますが、実際にマニュアルを作成する上で気になるのが、マニュアルを作るのにかかる費用について。

マニュアルの作成には定価がないため実際の費用は制作を依頼する代行会社によって異なりますが、良心的な価格を設定している業者もあればそうでない業者もあるため、適切な金額で作成を依頼するためにも相場感を把握しておくことが大切です。
今回は、マニュアル作成の費用相場を、なるべくコストをかけずにマニュアルを作成する方法とあわせて紹介します。

マニュアル作成を外注するときの外注方法の種類

マニュアル作成を外注する方法には、「代行会社に依頼する」「フリーランスに依頼する」という2種類の方法があります。
それぞれの方法にメリット・デメリットがありますし、どの方法でマニュアルを作成するかによって価格帯が異なるため、まずはそれらを把握し、どの方法で外注するか決めなくてはいけません。

それぞれの方法の概要とメリット・デメリット、価格帯について解説していきます。

代行会社に依頼する

マニュアル作成を外注する方法の一つ目が、マニュアル作成の代行をサービスとしている会社に作成を依頼する方法です。
マニュアル作成のサービスを提供している企業は多く、実績のある企業も多いので、そういった企業に依頼することができれば、非常にクオリティの高いマニュアルを作成してくれます。

代行会社に依頼するメリットとしては、

・クオリティが高い
・デジタルデータや動画マニュアルの作成にも対応できる
・印刷や製本までトータルで対応してくれる

などがあげられます。
クオリティやサービスの内容は会社によって異なりますが、サービスとして提供しているだけあって、基本的なクオリティは高いと言えます。

一方、価格が高めに設定されている点には注意が必要です。
価格についてもそれぞれの会社によって異なりますし、依頼する作業の範囲によっても異なるため一概に言い切ることはできませんが、この後紹介するフリーランスに依頼する方法に比べると価格が高く設定されている傾向があります。

フリーランスに依頼する

マニュアル作成を外注する方法の二つ目が、フリーランスに依頼する方法です。
クラウドソーシングサービスやSNSなどを通じてマニュアルの作成をおこなっているフリーランスを探して依頼し、マニュアル作成を代行してもらいます。

フリーランスに依頼するメリットとしては、代行会社と比べて価格がリーズナブルに設定されている点があげられます。
価格設定はフリーランスによって異なるため逆に割高になってしまう可能性もないわけではありませんが、基本的には代行会社より低めに設定されているので、できるだけコストを抑えてマニュアル作成を外注したい方にはおすすめだと言えるでしょう。

一方で、

・依頼先の見極めが大変
・作業途中でのキャンセルなどトラブルに巻き込まれる可能性がある

など、デメリットもあります。
フリーランスは代行会社以上にクオリティの差が大きいので、価格も含め、どのフリーランスに依頼するかの見極めが大変ですし、手間もかかります。

また、「割に合わない」などの理由によって代行作業を途中で辞退されるなど、企業間の取引であれば発生しないようなトラブルが起きやすい点にも注意が必要です。

マニュアル作成の外注費用の相場

マニュアル作成を外注する場合、どこまで任せるかによって価格帯が異なります。
外注できる範囲や主な作業工程としては、

・マニュアル作成をまるごと代行してもらう
・企画や構成を代行してもらう
・原稿作成を代行してもらう
・図や画像、イラストなどの作成を代行してもらう
・印刷や製本、電子化を代行してもらう

などがあげられますが、それぞれの相場は以下のとおりとなっています。
 
  費用相場
マニュアル作成全体の費用相場 700,000〜800,000円
※50ページ規模のA4サイズの紙のマニュアルの場合
企画の立案や構成の作成にかかる費用の相場 150,000〜300,000円
原稿作成にかかる費用の相場 5,000〜15,000円
※1ページあたり
画像やイラスト、図、表の作成にかかる費用の相場 2,000〜10,000円
※1点あたり
印刷や製本、電子化にかかる費用の相場 印刷:数万〜数十万円
PDF化:300〜500円(1ページあたり)
HTML化:3,000〜5,000円(1ページあたり)

それぞれの費用相場について、詳しく解説していきます。

マニュアル作成をまるごと代行してもらう場合の費用相場

マニュアルの作成を企画から印刷までまるごと外注する際の費用相場は、50ページ前後のA4サイズの紙のマニュアルを作成する場合で70〜80万円ほどとなっています。
ただ、マニュアルの内容や作成方法、オプションの有無などさまざまな条件によって金額が異なるため、実際の詳細な金額を把握したい場合は見積もりをとる必要があります。

マニュアル作成の企画や構成のみを代行してもらう場合の費用相場

マニュアルを作成する際は企画やマニュアルの構成などを考える必要があります。
マニュアルの質はこの企画や構成に左右されるといっても過言ではないため、非常に重要な工程だと言えるでしょう。
企画や構成のみを代行してもらう場合の費用相場は、150,000〜300,000円ほどです。
こちらも依頼する作業範囲や内容によって金額が異なります。

マニュアル作成の原稿作成のみを代行してもらう場合の費用相場

マニュアルは、

・テキスト
・図
・表
・イラスト
・画像

など、さまざまな要素で構成されていますが、テキストの部分のみを代行する際にかかるのが原稿作成費用です。

原稿作成のみを代行してもらう場合の費用相場は、1ページあたり5,000〜15,000円ほどとなっています。
依頼先によっては文字数で金額が決めらていたりもしますし、テキストの作成だけでなく図やイラストの作成も含めてトータルで対応してくれるようなところもあります。

マニュアルに掲載する図や画像、イラストの作成のみを代行してもらう場合の費用相場

テキストだけで構成されたマニュアルは、目を通す際の心理的なハードルが高くなってしまいがちですし、内容に対する理解度も低くなってしまいます。
そこで必要になるのが、情報をわかりやすく伝えるための図や表、イラスト、画像です。

マニュアル作成を外注する場合、図や表、イラストの作成のみを代行することもできます。
依頼する際の費用相場は1点あたり2,000〜10,000円ほどとなっています。
図や表、イラスト、画像の作成については、代行会社やマニュアル作成をサービスとして提供しているフリーランスだけでなく、イラストレーターやデザイナーにも依頼することが可能です。

作成したマニュアルの印刷や製本、電子化を代行してもらう場合の費用相場

マニュアルは作って終わりではありません。
マニュアルとして使える状態にするには、印刷や製本の作業が必要になります。
また、デジタルデータとして配布する際は、電子化もしなくてはいけません。

紙のマニュアルとして印刷・製本する際の費用は紙のサイズや使用する紙の種類などによって異なりますが、100ページ程度のマニュアルをB5サイズで100冊印刷する場合の費用相場は20,000〜25,000円ほどとなっています。
作成したマニュアルをPDF化する際の費用相場は1ページあたり300〜500円ほどで、HTML化する場合は、1ページあたり3,000〜5,000円ほどかかります。

マニュアル作成にかかる費用を抑えたいなら内製がおすすめ

マニュアルの作成にかかる費用の相場は、作業をどこまで代行してもらうかによって大きく異なります。
ただ、いずれにしても、結構な金額になるのは確かです。
まるごと対応してもらう場合やボリュームのあるマニュアルを作成してもらう場合は、数十万円近くかかることも珍しくありません。

ただ、「マニュアル作成にそこまでのコストはかけれない…!」という方もいるかと思います。
そこでおすすめなのが、マニュアル作成を自社で内製する方法です。
マニュアル作成は、内製することでコストを大幅に抑えることができます。

費用面にも触れながら、内製のメリット・デメリットや具体的な方法について解説していきます。

マニュアルを内製するメリット

マニュアルを内製するメリットとしては、以下の3点があげられます。

・費用を抑えられる
・マニュアル作成のノウハウが得られる
・外部とのやりとりに時間がかかったり手をわずらわされることがない


紹介してきたとおり、マニュアルの作成を外注するとなるとかなりの費用が発生します。
50ページ規模のマニュアル作成をまるごと依頼すると70〜80万円ほどかかることになりますが、ページ数や内容によっては100万円以上かかることも珍しくありません。
マニュアル作成を内製する場合はその外注費用をまるまる節約できることになるため、マニュアル作成にかかるコストを大幅に抑えられるようになります。

また、内製することで社内にマニュアル作成に関するノウハウが溜まっていく点も大きなメリットだと言えますし、社内だけで対応・判断できるので、外部の担当者とのやりとりに時間がかかったり手をわずらわされることがない点もメリットだと言えるでしょう。

マニュアルを内製するデメリット

さまざまなメリットがあるマニュアルの内製ですが、

・クオリティが低くなってしまう可能性がある
・時間がかかる

などのデメリットもあります。

これまでマニュアルを作成したことがない場合、ノウハウが一切なく、手探りの状態で作っていくことになるので、とにかく時間がかかりますし、クオリティを担保するのも難しくなりがちです。
もちろん、初めてマニュアルを内製する場合であってもクオリティの高いマニュアルをスピード感を持って作成できるようなケースもありますが、これらの点がデメリットになりうる点はしっかりと理解しておく必要があります。

マニュアルの内製方法

マニュアルの内製方法には、一からすべて内製する方法と、マニュアル作成をサポートしてくれるツールやサービスを活用して作成する方法があります。
コストを抑えるという点では一からすべて内製する方法が優秀だと言えますが、クオリティの高いマニュアルをスピード感を持って作成したいのであれば、ツールやサービスを活用する方法の方が断然おすすめです。

ツールやサービスを活用する方法の場合、簡単にクオリティの高いマニュアルを作れるのはもちろん、利用するツールやサービスによっては配信管理や運用などの部分までトータルで活用できるので、、作成したマニュアルをより効果的に使用できるようにもなります。

まとめ

マニュアル作成にかかる費用の相場は、作業をどこまで外注するかで大きく異なります。
外注する作業の範囲ごとの費用相場は以下のとおりです。
 
  費用相場
マニュアル作成全体の費用相場 700,000〜800,000円
※50ページ規模のA4サイズの紙のマニュアルの場合
企画の立案や構成の作成にかかる費用の相場 150,000〜300,000円
マニュアルの作成にかかる費用の相場 5,000〜15,000円
※1ページあたり
画像やイラスト、図、表の作成にかかる費用の相場 2,000〜10,000円
※1点あたり
印刷や製本、電子化にかかる費用の相場 印刷:数万〜数十万円
PDF化:300〜500円(1ページあたり)
HTML化:3,000〜5,000円(1ページあたり)

代行会社とフリーランスのどちらに依頼するかによっても相場が変わってくるので、この記事で紹介させてもらった内容を参考にしながらどの方法で作成し、どの範囲を代行してもらうか検討してみてください。
また、そこまでコストをかけられない場合やなるべく抑えたい場合は内製するという方法もあるので、内製もぜひ検討してみてください。

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