社内マニュアル動画のメリット
まずはじめに、社内マニュアル動画のメリットを確認していきましょう。
情報量が多くテキストよりも理解しやすい
社内の業務などのマニュアルは、内容が複雑であれば有るほど動画で制作することをおすすめします。
その理由は、動画は視覚と聴覚両方から情報を得ることができるため、業務の手順や商品の使い方を正確かつ素早く理解することができるからです。
また、職場のノウハウなどの「動き」や接客時の挨拶のトーンといった「音」を視覚化・聴覚化することで、テキストや写真では伝えることのできない細かな情報までを社員に伝えることができます。
例えば、商品のパッキング方法をマニュアル化したい場合だと、実際に商品をパッキングしている様子を動画に収めたほうが直感的に理解することができ、結果として社員の作業効率を高めることができます。
また、レストランでの接客方法をマニュアル化したい場合、手の角度や挨拶の声のトーン、目線や話し方などを意識した実際の接客様子を動画に収めることで、社内全体の接客方法を統一することができ、結果としてお店の接客の質を上げることができます。
製作コストを削減することができる
マニュアル動画は、一見テキストのマニュアルよりもコストがかかるように感じますが、動画は一度制作すれば何度でも使用することができるので、長期的なコストの削減に繋がります。
例えば毎年入社してくる新入社員の研修用に社内マニュアル動画を制作しておけば、その都度新入社員に細かく指導する必要もなくなり、人件費と時間を節約することもできます。
また、テキストの書類と異なり、データを共有するので資源の無駄遣いを防ぐことができ、企業としての社会貢献にも繋がります。
短時間で理解することができる
これまでは、テキストなどで作られていた分厚いマニュアルも、動画としてまとめることで、数分の尺に収められるため、短時間で理解することができます。
また、テキスト型のマニュアルのときには全然読んでくれなかった社員が社内マニュアルを動画にしたことで、見てくれるようになったという例をあることから、マニュアル動画にはマニュアルを理解するという心理的ハードルを下げる効果も期待できます。
日本語が苦手な外国人従業員でも直感的に理解できる
最近では、グローバル化の影響で外国人従業員を雇用する企業も少なくありません。
外国人従業員の場合、日常会話レベルの日本語は問題ないものの、漢字の多いマニュアルを理解できないという例もたくさんあります。
社内マニュアルを動画にすることで、日本語の苦手な外国人従業員でも直感的に理解することができるため、社内の作業水準を高いレベルで維持することができます。
社内マニュアル動画の制作方法
社内マニュアル動画のメリットが理解できたところで、次に社内マニュアル制作方法を確認していきましょう。
社内マニュアル動画の制作は大きく5つのステップに分けられます。
順に説明します。
ステップ1.動画制作の目的を明確にする
動画制作をする前に、動画視聴を通じて従業員にどのように業務をこなしてほしいのかを明確にしておきましょう。
動画の目的がはっきりしていないと、一つの動画に複数の要素を詰め込んでしまい、従業員の理解度が低下しマニュアル動画の効果が薄くなってしまいます。
ステップ2.動画構成を決める
動画制作の目的を元に動画の骨組みとなる構成を決めていきます。
視聴しやすいように、テーマごとに内容をまとめることでより従業員の理解を深めることができます。マニュアル動画は長すぎると、最後まで見てもらえなくなる可能性があるので、動画全体の尺は長くても5〜7分程度にまとめられるようにしましょう。
ステップ3.台本を作成し、動画を撮影する
大まかな構成が決まったら、台本を作成していきましょう。
台本を作成することで、動画の流れを確認することができ、撮り直しなどのリスクを軽減できます。台本が完成したら撮影に取り掛かります。
撮影する上で重要なのは、「わかりやすいアングルで撮影すること」。
撮影するアングルによって、動画の見え方や受け取り方が変わってくるので、できるだけ理解しやすいアングルを心がけて撮影しましょう。
どのアングルがいいか迷ったときは、予め複数のアングルで撮影しておけば、撮り直しなどをせずに済みます。
ステップ4.動画を編集する
撮影が終われば、次は編集です。
重要な場面は字幕を入れて補足したり、不要なシーンをカットしたり、わかりやすく効果音をいれたりしていきます。
また、複雑で理解が難しいところなどは、図解するなど表現方法を工夫することで、より理解しやすい動画に仕上げることができます。
編集が終わったら、実際に社員に見てもらい、わかりにくいところがないかチェックしてもらいましょう。
社内マニュアル動画を制作する際のポイント
社内マニュアル動画を効果的に活用するためには、視聴者にとって分かりやすく、実用的な内容にすることが重要です。
ここでは、社内マニュアル動画を制作する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
視聴者を意識した構成を考える
動画を制作する際には、視聴者が誰なのかを明確にし、それに適した構成を考えることが大切です。新入社員向けなら基礎から順を追って説明し、技術者向けなら専門的な用語を交えながら具体的に解説する必要があります。
動画の長さも重要で、長すぎると集中力が続かないため、5〜7分程度にまとめるのが理想的です。テーマごとに分割し、必要な情報をすぐに取得できるよう工夫すると、視聴者の理解度が高まります。
視覚的な分かりやすさを意識する
社内マニュアル動画は視覚的に理解しやすいことが強みです。作業手順を説明する場合は、適切なアングルで撮影し、手元や重要なポイントを強調することで、直感的に理解しやすくなります。
字幕やテロップを活用すると、音声だけでは伝わりにくい情報を補足でき、視聴者の理解が深まります。
特に重要な部分は、色付きの文字や図解を使うことで、視認性を高めることが可能です。また、複雑な作業や抽象的な概念はアニメーションを活用し、より分かりやすく説明することが効果的です。
実際の業務に即した内容を撮影する
社内マニュアル動画は、実際の業務で活用できることが最も重要です。実際の職場や機器を使用し、リアルな業務環境を撮影することで、視聴者が実践しやすくなります。
例えば、接客マニュアルなら実際の店舗での対応を撮影することで、より現場に即した学習が可能になります。また、社内の従業員が出演することで、視聴者が自分の業務と結びつけやすくなり、習得スピードも向上します。
更新しやすい形式で制作する
業務内容は常に変化するため、マニュアル動画も定期的に更新する必要があります。そのため、ナレーションやテキストを簡単に変更できる編集方法を採用し、部分的な修正が可能な構成にすることが大切です。
動画を短いパートに分けることで、変更が生じた際に必要な部分だけを修正でき、手間を最小限に抑えることができます。
また、クラウド型の動画管理システムを活用すれば、最新のマニュアルを社員がいつでも確認できる環境を整えることが可能です。
社内マニュアル動画の導入事例
ここからは、実際の社内マニュアル動画をいくつか紹介していきます。
丸菱製作所 入社マニュアル
こちらの動画は、丸菱製作所の新入社員や派遣社員のための社内規定や仕事手順を紹介したマニュアル動画です。
丸菱製作所で働く前に知っておきたいことを16個に分けて説明しています。
実際の作業工程や職場の環境などを撮影することで、新入社員や派遣社員に社内で働く具体的なイメージを持ってもらいやすい工夫が施されています。
ホテル・レストランスタッフ研修映像
こちらの動画は、ホテルやレストラン、結婚式場のウェイター・ウェイトレスとしての基本技術を解説した動画です。
実際の接客の様子を確認できる上に、大事なところはスローで再生し、字幕付きで強調しています。
動画全体の尺は10分と少し長いように感じられますが、テーマごとに説明しているので、わかりやすい上に最後までストレスなく視聴する事ができます。
パチスロ遊技機入替作業マニュアル
こちらの動画では、複雑で難しいパチスロ遊技機の入れ替え作業を説明したマニュアル動画です。
実際に入れ替え作業を行っている様子に加えて、静止画での電源スイッチの位置説明、字幕での補足など、複雑な作業のマニュアルとして非常にお手本になる内容です。ぜひ、参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、社内マニュアル動画について解説しました。わかりやすい社内マニュアル動画を作ることで、従業員の業務に関する理解度を向上させることができ、社内の業務の質を高めることができます。業務の質向上は、結果として企業の利益増加にも繋がります。
現在テキストでマニュアルを作成しているという企業も、ぜひこの機会に社内動画マニュアルに切り替えてみてはいかがでしょうか?